燈台草の根

大学生による日記

嫌なこと

 怠け者、かつ頭の巡りが悪い私は数学と英語が本当に苦手です。
 嫌いな教科の授業を受けていると、頭の中になみなみにそそがれた、たっぷりの水が少しずつ減り、しまいには干上がってしまう、そんな感覚がします。高校では、手元に文庫本を置き、表紙や挿し絵をちらと覗いて、゛水分補給〝をしていました。そもそも勉強不足で、それでも数式や、アルファベットの字体に美しさを見出だそうとしたり…。無為な時間を過ごしていました。
 一方で国語は好きです。清冽な感じのする古い和歌や、退廃的な雰囲気の平安末期の小説にも惹かれました。そんな時は岩の隙間から、清水がちろちろと沸き出す、そんな感じです。
 辺りにどくだみの匂いがたちこめる季節になりました。ぐんぐんと夏に向かうと考えると、楽しいですね。f:id:kobato0812:20180427103052j:plain